日本武道学会
なぎなた専門分科会
Division of Naginata Research
令和3年度日本武道学会なぎなた専門分科会オンライン研究会
日程:2021年9月4日(土)15:00~17:20
場所:zoomオンライン
「申込フォーム」からお申込いただいた方へIDなどを後日送付いたします。
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参加費:なし(会員以外の方も参加申し込みできます)
第1部15:05~16:05
演 題 ①「柔道形競技とその発展について」
講 師: 横山 喬之先生(摂南大学)
プロフィール:
【学歴】
筑波大学 体育専門学群 卒業
筑波大学大学院 修士課程 体育研究科 修了(体育学)
【所属】
摂南大学 学生部スポーツ振興センター 専任講師
講道館 外部指導員
全日本柔道連盟 強化委員会 科学研究部員
【主な競技成績(投の形)】
世界柔道形選手権大会 優勝(7回)
アジア柔道形選手権大会 優勝(2回)
全日本柔道形競技大会 優勝(8回)
内 容:
講道館で規定されている柔道の形は「投の形」「固の形」「柔の形」「極の形」「講道館護身術」「五の形」「古式の形」の7種目である。日本国内では全種目が競技として行われ、世界選手権大会・アジア選手権大会では「五の形」「古式の形」を除いた5種目が行われている。柔道において形が競技化される以前は昇段審査、もしくは演武という形で行われるだけであったが、年齢や体力を超えて生涯柔道を確立するための一環として1997年より日本国内での形競技大会が開始された。審査方法については、5人の審査員が減点方式で評価し、その最高点、最低点を除いた3人の採点の合計が点数となる。これは国内外問わず同様の方法が用いられている。さて、現在新型コロナウィルス感染症の影響により、全国大会、世界大会が中止となる中で、形競技大会もオンラインを用いた新たな試みがなされている。形競技といえどもニューノーマルな社会に適応する必要があり、このような取り組みによって多角的に普及・発展することを期待するとともに、柔道に限らず全武道の形競技の普及・発展のために今何ができるかを参加者の皆さんと議論できれば幸甚である。
第2部16:15~17:15
演 題 ②「なぎなたの演技(形)競技について~採点形式に着目して~」
講 師: 田中ひかる(近畿大学)
内 容:
2020年COVID-19の感染症によるパンデミックが起こり、多くのスポーツ大会が中止となった。同年11月に開催された西日本学生なぎなた選手権大会は初の試みとしてオンライン形式(演技の映像)を用いて採点形式の審査をおこなった。エントリー数は66名(12大学)であり、公益財団法人全日本なぎなた連盟の審判規定の採点形式に準じて、5名の公認審判員の資格を有する審査員が提出された映像を採点した。そこで、オンライン大会の実施方法や採点形式を用いた審査方法など、オンライン大会の新たな試みについて紹介する。そして、大会参加した12大学の代表者10名にアンケートを実施した結果、オンライン大会は参加者が安心して参加できる手段の一つとして有益な大会であることが示唆された。皆様と採点形式の多様性について検討していきたい。
本研究会に関するお問い合わせは事務局まで メールアドレス nagilabo2020@gmail.com
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